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(10日、高校野球南福岡大会 沖学園5―1修猷館)

 高校野球南福岡大会で、修猷館が初戦の2回戦で姿を消した。母校で32年間、ボランティアで監督を務めた衛藤震治監督(70)にとって、敗れたこの日の沖学園戦が最後の試合となった。

 三回、1死満塁のピンチを迎え、衛藤監督は副主将の左座龍喜(3年)を伝令に送った。「練習通りだから」。マウンドに集まった選手の緊張を左座が笑顔でほぐすと、後続を断ち、切り抜けた。

 修猷館は四回に先取点をあげたものの、中盤に集中打などで逆転され、勝利には届かなかった。「32回目だから選手ほどショックはないよ」と衛藤監督。選手たちをねぎらうと、「孫みたいな子たちと野球ができて幸せだった。これからは自分のために走ろうかな」。

 主将の佐藤瞬(3年)は「お世話になった監督に結果で恩返しはできなかったけど、教わったことを人生の糧にしたい」と感謝した。(宮野拓也)

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