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 西日本を中心に大きな被害をもたらした豪雨で11日、被災地では救助と捜索が続いた。被害はさらに増え、13府県で死者が169人、行方不明や連絡を取れない人は79人となった。真夏日の暑さとなるなか、断水は25万戸を超え、復旧に影響を与えている。

 朝日新聞がまとめた11日午後1時時点の府県別の死者は広島67人、岡山56人、愛媛26人など。広島と岡山で死者が10日夜の時点よりも増えた。行方不明などは広島41人、岡山32人で、少なくとも計79人にのぼる。

 土砂災害への警戒は今も続く。広島県福山市は11日午前8時41分、ため池が決壊するおそれがあるとして、同市熊野町高下(こうげ)地区の25世帯に避難指示(緊急)を出した。地域の住民から午前7時50分ごろ、近くのため池で堤にひびが入っていると市に連絡があった。一時、亀裂から水が漏れ出していたという。

 気象庁によると、11日の最高気温の予想は各地で30度を超えており、岡山市34度、広島市33度、松山市33度。午前11時時点の気温は愛媛県西予(せいよ)市と岡山県高梁(たかはし)市32・0度、広島市中区30・8度となり、午前中から真夏日となった。

 こうした暑さのなか、依然として断水は多くの地域にわたる。厚生労働省によると、10日午後8時時点で25万5237戸。自治体別で影響が大きいのは広島県呉市9万3279戸、尾道市5万8647戸、三原市3万8856戸、愛媛県大洲(おおず)市9859戸、岡山県倉敷市8900戸など。

 交通網の被害による物流への影響も続く。経済産業省が把握している11日午前0時時点のまとめでは、営業停止中のコンビニエンスストアやスーパーは87店舗に及んだ。