[PR]

 文部科学省の私立大学支援事業をめぐる汚職事件で、前科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)が東京地検特捜部の調べに、不正合格したとされる入試結果について「息子への加点は知らなかった」と供述し、賄賂の認識を否定していることが関係者への取材でわかった。特捜部は、息子が東京医科大学に合格した経緯を調べている。

 関係者によると、佐野前局長は昨年6月に申し込みが締め切られた支援事業を巡り、同大側に申請書の書き方をアドバイスし、今年2月の入試で息子を不正合格させたとされる。

 しかし、佐野前局長は特捜部の調べに、息子は不正合格ではなかったと説明。そのうえで、同大側にアドバイスしたことは認め、「知人として行った。事業選定の職務権限はなかった」と説明し、逮捕容疑を否認しているという。