[PR]

 いまの就職活動での服装の主流は、黒いリクルートスーツだ。何をどう着ればいいのか不安を抱える学生のために、大学では「プロ」が身だしなみを教える講座が広がっている。一方で、みんな同じ格好をする必要があるのか、と問題提起をする大学も出てきている。

 「第一印象は6~12秒で決まる。面接室に入って席に座るくらい。ぜひこの6秒をものにしてください」

 「おしゃれと身だしなみは違う。おしゃれはいわゆる自己満足です」

 6月上旬、帝京大学(東京都八王子市)であった「身だしなみ講座」には、3年の男子約70人が集まった。講師役は「洋服の青山」店長と、運営する青山商事の採用担当者。ネクタイの結び方からスーツやワイシャツの選び方まで、イラストを交えながら解説していった。

 その後、男性用化粧品大手マンダムの担当者が登場。整髪料や制汗剤の使い方、スキンケアについて、学生をモデルにして手ほどきした。学生たちはテーブルにある整髪料をつけたり、鏡をのぞき込んだり。別の教室では女子学生約80人が花王からメイク講座などを受けた。

 この講座は、帝京大の「インターンシップⅠ」の授業の一コマ。身だしなみを学んだ学生たちは、夏休みにそれぞれの会社で5日間以上のインターンシップ(就業体験)に参加する。キャリアサポートセンター長の田口仁さんは「外部のプロの人たちが伝える言葉には重みがある。大学としても学生を知る機会になっている」と話す。

 授業を受けた医療技術学部の今井貴士さん(20)は「第一印象が重要だと知った。服装や髪形を直さないといけないと思った」。経済学部の柳和磨さん(20)は「企業によってネクタイの色を使い分けるのもありかなと。不安はあるけど頑張りたい」と話した。

 「洋服の青山」は大学生や短大生向けのこうした講座を無償で年500回以上開いている。磯野猛・広報部長は「服装でリスクを取りたくない学生は多い。講座で自信をつけてあげられれば」と話す。

 いまのリクルートスーツは黒が7割、紺が3割。バブルまでは紺やグレーも多かったが、バブル崩壊後は暗い色が広がり、徐々に黒が主流になったという。

■「脱・黒スーツ」の…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら