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(11日、高校野球 府中工10―0深沢)

 西東京大会2回戦の深沢―府中工で11日、ちょっと心温まる場面があった。五回の深沢の守り。あと1点を与えたらコールド負けの1死一塁で深沢のエース垣崎拓人(2年)は直前の打者へ投じた際に、左のふくらはぎがつった。捕手と塁審が集まり、左足のマッサージを始めた。

 すると、府中工の本多俊介(2年)が三塁側ベンチからスポーツドリンクを持って駆け寄ってきた。「同じ野球人として、困っている選手がいれば助けたかった」と本多。「ありがとう」と垣崎は笑顔で受け取った。

 球場のある府中市は最高気温が35度を超す暑さ。垣崎は暑さと1点も取られたくないという力みから足がつったという。

 試合はその後、垣崎が1死満塁のピンチから、相手四番に適時打を浴び、コールド負け。試合後、「敵味方に関係なく助けてくれて、野球の素晴らしさを再認識しました」と垣崎。「1年後はしっかりと勝ちたいです」=府中市民(滝口信之)

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