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 第100回全国高校野球選手権記念新潟大会(朝日新聞社、県高野連主催)は12日、2回戦16試合があった。東京学館新潟がシード校の高田北城に延長十二回で競り勝った。シード校では糸魚川、上越、村上桜ケ丘が敗退。常総久と村松・阿賀黎明・阿賀野が敗れ、連合チームは姿を消した。3回戦は15日から始まる。

高田北城、12回惜敗 強気に 合言葉

 延長十二回裏1死満塁、高田北城のエース小林雅弥(3年)の元に、捕手安田悠人(3年)らが駆け寄った。「こんなのピンチじゃないよ」「ああ」

 ピンチになると、決まって選手がマウンドに集まり、こんな言葉をかけ合う。強気で臨むための合言葉だ。この日も得点圏に走者が進むたびに集まった。だが、ファウルでカウントを稼いだ後の5球目、浮き球になったフォークを打たれ、サヨナラ犠飛となった。小林は「最後にスキが出てしまった。一時は逆転もしてもらったのに、申し訳ない」と、顔をくしゃくしゃにした。

 ただ、15安打を浴びながらも、カーブ、スライダー、フォークと多彩な変化球を使い分け、各回で追加点を許さない堅実な投球。好返球で本塁の走者をたびたびアウトにした仲間の好守にも支えられた。

 「今日は、最後まで雅弥に投げさせるつもりだった」と辰尾健太監督は信頼を寄せる。雪でグラウンドの練習ができない冬には、ボートをこぐように腕を回すトレーニングで、持久力を鍛えた。中学からバッテリーを組む安田は「試合が進むにつれて、球の切れがよくなっていた」。

 昨夏の新潟大会4強の実績を引き継いで主将になった重圧の中、146球を投げ抜いた。ロッカー室を引き上げた後、保護者らを前に「チームのみんなに支えてもらって、後半に追い上げる自分たちらしい野球ができた」と感謝した。「迷っていたけれど、大学に進学しても絶対野球をやりたい」と笑顔で話した。(高木真也)

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