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 指定暴力団工藤会(北九州市)のトップで、所得税法違反の罪に問われていた総裁の野村悟被告(71)に、福岡地裁は18日、懲役3年、罰金8千万円の実刑判決を言い渡した。最高幹部らが逮捕された福岡県警の「頂上作戦」の開始後、工藤会では離脱者が相次ぐ。元組員の男性は「いまも怖いんです」と語る。

 1Kの部屋にシングルベッド、ソファ、テーブルが所狭しと並ぶ。台所には洗いかけの皿が積まれていた。仕事を終えて帰宅した男性は、「いつもクタクタ。でも、家に帰り、飯を作り、寝る。当たり前の生活がうれしい」と笑った。

 記者との会話が野村被告に及ぶと、男性はスマホで、野村被告の自宅を紹介するネット動画を見始めた。記者から「大きい家ですね」と問われると、「行ったことがあります。すごい家でした」。男性が現役組員だったころ、野村被告は「雲の上の存在だった」という。

頂上作戦、そのとき組は

 2014年9月11日早朝。北九州市小倉北区の野村被告宅を機動隊が取り囲み、上空を何機もヘリコプターが旋回した。工藤会壊滅をめざす県警の「頂上作戦」が始まった瞬間だった。

 組員だった男性は、テレビに釘付けになった。「総裁が逮捕された」「幹部もどんどん逮捕されているらしい」。携帯には他の組員からひっきりなしに連絡が入った。

 「次は自分か……」。横目で眺…

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