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 福岡県内のJR山陽新幹線で6月、のぞみ176号が人とぶつかり先頭車両のボンネットが破損した事故で、県警は12日、線路に立ち入った後に死亡した同県直方市の福祉施設職員の男(52)を、新幹線特例法違反(線路内への立ち入り)の疑いで福岡地検小倉支部に書類送検し、発表した。

 県警によると、男は6月14日午後1時40分ごろ、北九州市八幡西区上香月4丁目のJR西日本が管理する新幹線高架橋の検査用はしごを上るなどし、午後2時過ぎに線路に立ち入った疑いがある。男は博多発東京行きののぞみ176号にはねられ死亡した。自殺の可能性が高いという。

 この事故では、運転士が衝突時に異音を聞きながらも報告せず走行。男をはねたあと最初に停止した小倉駅(北九州市)では駅員が先頭車両の異常に気づいたが、報告したのは出発後で、のぞみは新下関駅(山口県下関市)まで走行した。博多―広島間が夕方から終日運転を見合わせるなどし、JR西日本によると4万1500人に影響が出たという。