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 夏本番を迎え、熱中症で救急搬送される人が増加傾向にあり、東京消防庁が注意を呼びかけている。

 同庁によると、最高気温が25度にとどまった6日の6人を除き、7月に入ってからは搬送される人が連日2桁に。10日には一日で106人が運ばれた。

 同庁によると救急搬送した人の数は例年、梅雨明け以降に伸びる。過去5年間、6~9月には約2800~約4900人を運んでいる。高齢者の割合が高いといい、同庁は、高齢者は暑さを感じにくく、冷房の利用を控える傾向があるなどと説明している。

 駐車中の車に残された2歳以下の乳幼児が熱中症の疑いで搬送された事案は昨年6~9月に計5件。同庁の消防技術安全所の実験では、気温35度の晴れた日、屋外では車内の温度はエアコン(25度設定)を切ると、20分で48度、2時間後には63度に上昇した。日よけをしても大差はなかったといい、同庁は「短時間でも子どもを車内に残すのは危険」と注意している。

熱中症予防のポイント

・めまい、立ちくらみ、頭痛、吐き気は熱中症を疑うべき症状

・水分補給はこまめに。のどが渇く前に飲む

・気温が高くなくても、湿度が高い時は要注意。窓を開けたり扇風機を活用したりして、室内に熱気をためない

・ゆったりした服を着たり、屋外では帽子をかぶったりするなど服装を工夫する

・学校の体育祭や部活の際は、応援や観戦など自分が運動していなくても、高温環境にいることを意識して、水分補給を

※東京消防庁への取材に基づく

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(力丸祥子)