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 福岡県大牟田市立高取小学校で12日、不審者が校舎内に侵入したことを想定した防犯訓練があった。6月に富山市で警察官から拳銃を奪った男が小学校に侵入した事件を受け、小学校が独自に計画した。

 訓練では、大牟田署員が扮した不審者が校舎内に侵入。古庄健次校長(58)の制止を振り切り、刃物を振り回しながら、「刺すぞ」などと大声でわめき、教室に入ろうとした。放送で児童に体育館への避難を呼びかける一方、他の教職員も駆けつけ、さすまたや椅子などで不審者を威嚇。時間をかける間に、児童らを無事に避難させた。不審者は110番通報で約5分後に駆けつけた警察官に取り押さえられた。

 訓練後、教職員には「不審者が持つ刃物は1本とは限らないので注意を」「警察官の到着まで逃げられないよう、何人かは後ろに回るように」などと署員のアドバイスがあった。迫力ある署員の演技に、古庄校長は「とにかく子どもたちに近づけないように、と必死でしたが、息があがるくらい大変でした」と話した。(森川愛彦)