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 築80年を超える建物に、サックスの音が柔らかに響いた。一度はあきらめかけた音楽の道を、ジャズを学んだことでよみがえらせたサックス奏者が、故郷の宮城県美里町で初のライブを開いた。見知った顔も並ぶ会場は、温かな拍手に包まれた。

 名雪祥代さん(43)。故郷に戻って5年になる。自宅近くの由緒ある神社「山神社(やまのかみしゃ)」の参集殿で6月24日にあったライブで、東京など8カ所を巡る演奏ツアーを締めくくった。窓から見える庭に、100種1千株のアジサイが青紫や赤の花を開き始めていた。リーダーを務めるカルテットは、時に軽快なリズムを刻む。作曲家としても名高いピアニストの谷川賢作さんらがアシストした。

 サックスを手にしたのは中学時代。高校時代の講習会でも演奏を認められた。東京の音楽大学に進み、クラシックを学んだ。大学ではオーケストラでソリストを務め、プロオーケストラの演奏会にエキストラ出演した。大学代表でプロと共演したこともあった。

 大学院生のころ、唇が震え、口…

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