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 福岡県警は12日、中央署で保管していた盗難事件の被害届など146件分の捜査書類を紛失したと発表した。外部流出は確認されておらず、誤って廃棄したとみている。書類には、被害者139人分の住所や氏名などが記されていた。保存されている電子データをもとに、被害届を再提出してもらうという。

 刑事総務課によると、紛失したのは2012年10~11月に中央署に出された、万引きや車上狙いなどの被害届や関係書類の一部。捜査員が今年6月1日、過去の書類が保管されている書庫に行った際、ファイル3冊がないことに気がついたという。

 なくなった書類が最後に確認されたのは15年10月。県の規定で公文書は年1回確認することになっているが、その後も確認していたかは不明という。時効を迎えた事件の書類は年1回廃棄しており、最後に廃棄したのは18年2月という。

 刑事総務課の清末佳之統括管理官は「多大なご迷惑をかけ心からおわびする。業務指導を強化し再発防止を図る」とコメントした。(島崎周)