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 西日本の豪雨被害を受け、自民党の各派閥が国会閉会後に予定していた研修会の延期を相次いで決めた。9月の党総裁選を控えて結束を図る場とする考えだったが、自粛ムードが広がっている。

 岸田文雄政調会長は12日の岸田派例会の冒頭で「豪雨被害が大変な状況。今まで経験した災害とは異質だ」と話した。その後、同派メンバーと相談し、26、27両日に山梨県で予定していた研修会の延期を決定した。岸田氏の地元は広島県。同派幹部は「広島で被害がある。あえて今やる必要はない」と説明した。

 石原派もこの日、24、25両日に長野県で予定していた研修会の延期を決めた。竹下、石破両派もすでに延期を決めている。

 各派は毎年この時期に研修会を行う。避暑地に泊まりがけで出向き、派幹部が講演したり講師を呼んで勉強会を開いたりした後、懇親会を開催するパターンが多い。ゴルフで懇親を図る派もある。

 特に今年は総裁選に向け、各派も例年以上に重視していた。立候補の考えを示している石破茂・元幹事長は研修会で総裁選に向けた政策をアピールする狙いだったが、先送りを余儀なくされた。派内からは「延期は残念だが、仕方がない」との声が漏れる。

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