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 200年近く前に作製された国内最古とされる昆虫標本の展示が14日から、東京・本郷の東京大学総合研究博物館で始まる。公開されるのはアオスジアゲハやクロアゲハ、ハンミョウ、ギンヤンマなどの約72種。傷みもあるため最後の公開になる可能性があるという。

 この標本は、江戸時代末期の旗本で本草学者だった武蔵石寿(むさしせきじゅ)(1766~1861)が、天保年間(1830~44)に作った。綿の上に置いた標本にドーム状のガラス容器をかぶせ、裏側に和紙を貼るという独特の作製法によっている。

 標本は昆虫以外にもクモ(蜘蛛)やトカゲ(蜥蜴)、コウモリ(蝙蝠)など、漢字で書くと虫へんが付く動物も含まれている。当時「虫」と認識されていた生き物の範囲もわかる。

 展示の企画に当たる同館の矢後…

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