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 JR大阪駅の北側に、広大な「緑」が誕生する。12日、再開発を進めている「うめきた」の2期区域の事業者に決まった三菱地所などの企業連合が計画を発表した。中央の都市公園を囲むビルにも植栽などをふんだんに採り入れ、17ヘクタールの開発区域のうち8ヘクタールを緑地が占める。

 うめきたは、旧梅田貨物駅の跡地を、地権者の都市再生機構(UR)が2期に分けて再開発するプロジェクトだ。2013年に完成した1期では、大型複合ビル「グランフロント大阪」を建設した。

 24年の完成をめざす2期では、敷地を東西に貫く道路をはさむように緑豊かな都市公園を配置。道路沿いにはカフェやショップを置く。公園の外側には、ホテルやオフィス、分譲住宅などのビルを建設する。

 新しい産業を生み出したり、企業が商品を開発したりする「イノベーション(技術革新)」の拠点づくりも目指す。

【動画】建設中の「うめきた新駅」をJR西日本が公開=井手さゆり撮影

 2期の区域内には、JR西日本が地下新駅「北梅田駅」(仮称)を建設する。31年春に、南海電鉄などと、関西空港に向かう新路線「なにわ筋線」を開業して、ここに接続する計画だ。

公園でデータ収集・アート体験施設も

 JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた」の2期区域の事業者が、三菱地所、オリックス不動産など計9社でつくる企業連合に決まった。大阪中心部の一等地は、「みどり」と「イノベーション(技術革新)」をキーワードに、新たな街の顔を目指す。

 12日に決まった事業者には、阪急電鉄、積水ハウス、竹中工務店、関電不動産開発などが名を連ねた。多くは、複合ビル「グランフロント大阪」を建設したうめきた1期区域の開発事業者と重なる。

 事業者が打ち出した構想では、うめきたが、創薬、ヘルスケア、ロボットなど12の分野で、先進的な技術革新に取り組むとしている。そのため、オフィスだけでなく、緑地の部分にも企業などが使う小型拠点を点在させ、商品開発の拠点を誘致する。

 狙いは、居住者や公園を訪れる人たちに、商品開発や研究データ収集に「参加」してもらうことだ。

 例えば、緑地でランニングする人に試作品のスポーツ用品を使ってもらい、次の開発に生かすことなどを想定している。医療と工学の研究者らが、脳機能を研究するための生体データを収集する場として、公園を活用するアイデアも出ているという。

 このほか、デジタルアートが体…

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