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 全国で唯一の特定危険指定暴力団、工藤会(北九州市)の壊滅は実現するのか。2014年に始まった福岡県警の「頂上作戦」で逮捕されたトップの野村悟被告(71)に対し、福岡地裁は18日、所得税法違反の罪で懲役3年、罰金8千万円の実刑判決を言い渡した。警察当局は引き続き壊滅を目指すが、一筋縄ではいかない現実もある。

「地域密着」の壁

 「うちは長く地域密着でやってきた。それが崩れることはない」。工藤会関係者は朝日新聞の取材にそう話した。困り事で相談に来た一般市民を助けてきた歴史がある、という意味だ。警察当局は、その見返りが「みかじめ料」と指摘する。

 進んで支払う業者も少なくなく、これをやめさせる目的で10年4月、福岡県暴力団排除条例が施行された。暴力団側に利益供与した業者も罰則の対象となった。

 だが、捜査関係者は「いまも利益供与を続ける業者や市民がいる。やめるよう求めても応じない」と嘆く。営む仕事が行き詰まり、まとまった資金が必要になって旧知の組長に相談したら、数百万円をくれた。経営危機と家族の命を救ってもらった――。「その恩義を一生忘れない、と。そうした意識を変えるのは永遠の課題」と話す。

■工藤会からの「…

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