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 福島県郡山市の品川万里市長が「たばこは薬物」と発言したことに絡み、日本たばこ産業(JT)など10団体は10日、「発言の撤回と謝罪を強く要望する」とした意見書を品川市長に手渡した。これに対し品川市長は「市議会で述べた通り医学的所見に基づいた発言」などと従来の回答を繰り返し、発言の撤回も謝罪もしなかった。

 意見書はJT郡山第一支店のほか生産や販売の組合、愛煙家など計10団体がまとめた。意見書では「市長の発言は郡山にとどまらず、福島県内においても及ぼす影響は甚大」だとし、「たばこは合法な商品であり嗜好(しこう)品。生業として生計を立てている人には心外な発言だ」と指摘し、発言撤回と謝罪を求めた。

 提出後、JT同支店の筑摩秀康支店長は「明確な撤回や謝罪はなく残念で満足はしていない。各団体と相談し、市民全体に理解が得られるような地道な活動をしていきたい」と話した。

 品川市長は6月、日本禁煙学会の学術総会が開催されるのに伴い、実行委員長の医師が表敬訪問した際、「たばこは嗜好品ではなく薬物。私は市民の健康を守りたい」と発言していた。

 

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(見崎浩一)