突然腫れた下唇 気づかず苦しんだ、成人後のアレルギー

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山本恭介
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 記者が大人になってから、ずっと悩まされ続けていた原因不明の水ぶくれやかゆみ。いくつかの病院を回った末、最近になって初めてアレルギーだと診断され、驚いた。子ども特有のものとイメージしがちだが、大人になってから発症することがあるようだ。大人のアレルギーに心当たりは?(山本恭介)

新婚旅行も台無しに

 それは突然だった。22歳で入社し、広島総局に赴任した2010年秋ごろ、朝起きると下唇が腫れあがり、痛く、時にかゆくなった。そして、次第に水ぶくれになり、かさぶたになった後は、笑う度に傷口が裂けた。治るまでの数週間は、にこりともできなかった。

 近くの皮膚科では、疲れによる「口唇ヘルペス」を疑われた。その後も数カ月に一度発症した。患部はいつも同じ。その度に、かゆみと炎症を抑える薬を処方してもらうしかなかった。理由はわからず、いつ発症するかと、びくびくしていた。

 3年後に行った新婚旅行でも発症した。沖縄県での初日。夕食後に部屋に戻ると、何度も経験した唇のあの「ヒリヒリ感」がやってきた。「またかも」と妻に伝えると、「えっ?」と驚かれた。感染を避けるため、別々のタオルを使い、近づかないようにした。

 「変わったカクテルとかを飲んでない?」。旅行後、当時の勤務地だった熊本県内の皮膚科を訪れると医師に聞かれた。思い出してみれば、ホテルでの夕食前に出た色鮮やかなウェルカムドリンクを飲んだ。

 「そういえば……」。発症したのは、すべて飲み会の後だと気がついた。医師は、トニックウォーターに含まれる「キニーネ」という成分を口にした。樹木から取れ、口にするとアレルギーを発症することがあるという。

 思い浮かんだのは、ジンとト…

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