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 気象庁は13日、西日本の記録的豪雨をもたらした要因について、解析結果を発表した。梅雨前線の停滞と活発化、暖かく湿った空気が多量に流れ込んだ――の二つだ。

 梅雨前線の停滞はオホーツク海高気圧と太平洋高気圧に挟まれた形で起きた。活発化は台風7号から変わった温帯低気圧が影響したとみられる。また暖かく湿った空気の流入は、太平洋高気圧の勢力が強まって南風が流れ込んだうえ、東シナ海付近の水蒸気を多く含む空気が南西風に乗ったためだという。

 こうした気象要因が重なり、6月28日~今月8日、72時間降水量は22道府県119地点で観測史上最多を更新。7月上旬の総降水量(全国)も19万5520・5ミリに。比較できる記録が残る1982年以降、旬ごと(10日間前後)の数値では平均の4・5倍に上り、過去最多となった。

 また広島県では6日夜、岐阜県では8日未明、積乱雲が線状に連なって豪雨をもたらす「線状降水帯」が発生した。気象庁の担当者は「気圧配置は梅雨期特有だが、複数の要因が重なると大変な大雨になる」と話した。