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 西日本豪雨の被災地では連日、猛暑が続く。体育館などでの避難生活が長引くことも予想されるが、特に子どもは「あせも」や「とびひ」に気をつけたい。専門医に予防法を聞いた。

 小児科医の武藤一彦さん(71)によると、あせもは多量の汗が汗腺にたまることで、かゆみを伴う発疹が額、背中、首などにできる。汗をかいたときは入浴やシャワーが望ましいが、断水している地域も多く、ぬれたタオルなどで体を押さえるように拭く。汗を拭き取った後は下着を替え、肌を清潔に保つことが大切だ。

 あせもをかきむしると、溶血性連鎖球菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が繁殖し、とびひ(伝染性膿痂疹(のうかしん))になる。水ぶくれやかさぶたができ、破れると乳幼児は特にうつりやすい。暑さで細菌の繁殖も速く、短時間で症状が広がることもある。症状がみられるときは、避難所を巡回する保健師や医師に相談しよう。抗生物質の入った軟膏(なんこう)や飲み薬で治療する。

 武藤さんは「まずはあせもを予防して。とびひは薬を決められた回数、きちんと飲むことが大切。薬を勝手にやめると再発することもある」と注意を呼びかける。(小若理恵)