[PR]

 着物店「はれのひ」(横浜市)が今年の成人式を前に突然店を閉じた問題で、横浜地検は13日、同社が決算を粉飾するなどし、銀行から融資をだまし取っていたとして、社長だった篠崎洋一郎容疑者(55)を詐欺罪で起訴し、発表した。地検は認否を明らかにしていない。

 起訴状によると、篠崎容疑者は2015年9月期決算で、債務超過を隠したうその内容の決算報告書などを銀行に提出。新規出店にともなう運転資金などの名目で、16年9月に融資金3500万円をだまし取ったとされる。

 今年の成人式で多くの新成人が晴れ着を着られなくなった騒動後、同社は破産手続きに入った。破産管財人によると、新成人ら約1100人の着物や着付けなどの代金約3億4500万円を含め負債総額は約10億8500万円にのぼるが、被害の弁済に充てられる資産はほとんどないという。(飯塚直人)