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 いよいよワールドカップ(W杯)ロシア大会がクライマックスを迎える。15日(日本時間16日午前0時)の決勝は、20年ぶり2度目の優勝を狙うフランス(世界ランク7位)と決勝初挑戦のクロアチア(同20位)の欧州勢対決になった。

 注目は「矛」と「矛」がぶつかるフランスの右、クロアチアの左サイドの攻防だ。フランスは準決勝のベルギー戦で右サイドからの攻撃が47%を占めた。快足の右FWエムバペは攻撃陣最多の35本のパスを受けた。個で打開できる上に、守備選手が自分に複数集まると決定的なパスを出す。エムバペが気持ち良くプレーするようなら、フランスの一方的な展開もある。

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 一方、クロアチアは左サイドからの攻撃が多い。準決勝のイングランド戦では攻撃の56%を占め、決勝点は左FWペリシッチのパスに抜け出したFWマンジュキッチが決めた。フランスのエムバペを警戒しすぎると左サイドからの攻撃が鈍りかねない。

 中盤のせめぎ合いも焦点の一つ。クロアチアの攻撃リズムを作る右MFモドリッチをフランスの中盤の底に位置するMFカンテがどう封じるか。カンテは決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン戦でメッシを自由にさせなかった。中央に出てくるモドリッチが仕事をさせてもらえないようなら、クロアチアは耐え続ける展開になりそうだ。

 W杯決勝は3大会連続で延長戦。体力的にフランスが優位だが、3戦連続で延長戦を戦ってきたクロアチアの粘り強さがいきる接戦になれば面白い。(大西史恭

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