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 今大会も多くの若手選手が大会を彩った。「ベストヤングプレーヤー賞」の対象者から振り返る。

 同賞は1997年1月1日以降に生まれた選手に贈られる。大本命が、フランスのFWエムバペ(19)だ。抜群のスピードと巧みなボールコントロールを武器に3得点。特に、決勝トーナメント(T)1回戦のアルゼンチン戦では2ゴールを挙げ、前回準優勝国を敗退に追い込んだ。決勝Tで1試合複数得点を挙げた10代の選手は、1958年大会のブラジルFWのペレ以来。15日の決勝で、さらなるゴールを狙う。

 ウルグアイのMFベンタンクール(21)は、準々決勝までの5試合すべてに先発。身長187センチの体にパスセンスを兼ね備えた司令塔で、決勝T1回戦のポルトガル戦ではカバニの決勝点をアシストした。

 モロッコのDFハキミ(19)はスペイン1部のレアル・マドリードの下部組織育ち。強豪クラブで養われたテクニックと、若さあふれるスピードとスタミナを武器に全3試合にフル出場。左サイドバックというポジションながら、攻撃の切り込み役を担った。

 韓国の背番号10を託されたMF李承佑(イスンウ、20)は、スペイン1部の名門バルセロナの下部組織出身で「韓国のメッシ」とうたわれた。1次リーグは2試合に途中出場。170センチの小柄な体を補って余りあるスピードで相手をほんろうし、チャンスをつくった。

 期待されながら不完全燃焼に終わったのは、ブラジルのFWガブリエルジェズス(21)だ。イングランド1部王者のマンチェスター・シティーで2017~18年シーズンに13得点を挙げたストライカーも、今大会は出場5試合で無得点。厳しいマークをかいくぐってシュートまでは持ち込めたが、最後の精度を欠いた。優勝候補に挙げられていたチームも準々決勝で姿を消した。

 ベストヤングプレーヤー賞は1958年スウェーデン大会から制定された。過去の受賞者にはサッカーの「王様」ペレや「皇帝」と呼ばれたDFベッケンバウアー(西ドイツ)ら、名だたる選手が顔をそろえる。

 今大会の日本には該当する選手がおらず、最年少は23歳のGK中村だった。(清水寿之)

過去のベストヤングプレーヤー賞

2006年 ポドルスキ(ドイツ)

2010年 ミュラー(ドイツ)

2014年 ポグバ(フランス)

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