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 英南部エイムズベリーで先月30日に神経剤「ノビチョク」にさらされたとみられる男女が意識不明の重体で見つかった事件で、英警察は13日、一時重体となった45歳の男性の自宅から神経剤「ノビチョク」の入った小瓶が見つかったと発表した。

 警察によると、小瓶は11日に見つかった。化学兵器研究施設で調べたところ、中に入っているのはノビチョクと確認された。

 英政府は、3月にロシアの元スパイらが狙われた殺人未遂事件でもノビチョクが使われたとみている。警察は、両事件で使われたノビチョクが同じかを調べるとともに、男性の自宅に小瓶があった経緯も調べる。

 また、英政府の依頼で、化学兵器禁止機関(オランダ・ハーグ、OPCW)の専門家が週明けに英国を訪れる予定。神経剤のサンプルを回収し、独自の研究施設で詳しく調べるという。

 英政府は当初、今回重体となった2人は、3月の事件で使われ、遺棄されるなどしたノビチョクに偶然接触した可能性があるとみていた。女性は8日に入院先で死亡。男性は意識が戻り、会話をできるまでに回復しているという。(ロンドン=下司佳代子)