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 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は14日、サンクトペテルブルクでの3位決定戦で、ベルギー(世界ランキング3位)とイングランド(同12位)が対戦する。今大会の1次リーグG組第3戦と同じ顔合わせで、クラブレベルでもよく知る者同士の戦いとなる。

 「お互いに秘密はない」。ベルギーのマルティネス監督は13日の前日会見で語った。イングランドのクラブに所属するベルギーの選手は、23人中11人にのぼる。スペイン人のマルティネス監督自身も英国のクラブで約10年間、指揮し、監督としての礎を築いた。現ベルギー代表は、イングランド流を取り込んだチームとも言える。

 昨日の友は今日の敵。なかでも、イングランド1部トットナム所属の選手が、イングランドに5人、ベルギーに3人もいて、それぞれの代表で主軸を担う。

 ベルギーのDFフェルトンゲンは6季、DFアルデルウェイレルトは3季、トットナムでプレーしている。2人は所属チームでの連係の良さを代表にも持ち込み、DFコンパニー(マンチェスター・シティー)とともに最終ラインを組む。攻撃的で前がかりになりがちなチームを最終ラインで支え、失点を最小限に抑える。31歳と29歳のいぶし銀の守備が光る。

 一方のイングランドは、攻撃のホットラインがトットナムのコンビだ。6得点の大黒柱FWケーンとともに、MFアリがイングランドの攻撃に推進力を与えている。アリは3部ミルトンキーンズでプロデビュー、19歳でトットナムに加わった。22歳ながらすでに代表でも29試合に出場して3得点。今大会はプレーに関われずに存在が消えている時間も長いが、相手の急所を見抜くポジショニングが得意で得点感覚に優れる。準々決勝スウェーデン戦では、良さが出て得点した。

 日々の練習で互いを知り尽くしている相手との3位決定戦。どちらに軍配が上がるのか。

 「準決勝に残った選手だけで9人もいる。トットナムが素晴らしいチームだという証明だし、一緒にこれから(W杯後に)プレーできるのが楽しみだ」とフェルトンゲンは語る。その前に熱い戦いが残っている。

 「W杯で7試合も戦えるのは成功だ。3位はベルギー史上の最高成績になる。全力を尽くし、気持ちよくW杯から帰りたい」。マルティネス監督は意気込んでいる。(河野正樹

トットナム所属選手

・イングランド

 FWケーン

 MFアリ

 MFダイアー

 DFローズ

 DFトリッピアー

 (元所属)

 DFウォーカー

・ベルギー

 MFデンベレ

 DFフェルトンゲン

 DFアルデルウェイレルト

 (元所属)

 MFシャドリ

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