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 ノーベル平和賞を受賞した後、服役中に死去した中国の人権活動家、劉暁波(リウシィアオポー)氏の一周忌を迎えた13日夜(日本時間14日未明)、ドイツ・ベルリンのゲッセマネ教会で追悼礼拝が行われた。3日前にドイツに到着したばかりの妻、劉霞(リウシア)氏(57)は欠席したが、夫妻の友人や市民ら300人以上が参列し、中国の民主化を訴え続けた故人をしのんだ。

 同教会は旧東ドイツで民主化運動の拠点になった場所の一つ。追悼礼拝を企画したローランド・キューネ牧師は「劉暁波氏は人権の大切さを教えてくれた。私たちもまだ獄中にいる活動家のために声を上げましょう」と呼びかけた。

 夫妻の友人で、独立中国語ペンクラブ会長の廖天琪さんは「中国政府は厳しく対応したのに、劉暁波氏は同じことをせず、『私には敵はいない』と言った。それこそが彼の遺産だ」などとたたえた。

 ドイツで暮らすことになった劉霞氏を思いやる発言も。本人と交流があるノーベル文学賞受賞者のドイツ人女性作家ヘルタ・ミュラー氏は「彼女の詩は孤独と観察から生まれている」と評価。別の参加者は「いつかベルリンの新たなイメージを創造してくれるかもしれない」と、劉霞氏の今後の活躍を期待した。(ベルリン=延与光貞)

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