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 西日本を中心とする豪雨災害の被災地は14日、真夏の暑さが予想される3連休の初日を迎えた。避難者は6千人にのぼり、ボランティアの動きも活発になる中、気象庁は熱中症への警戒を呼びかけている。

 警察庁の14日午前6時45分時点のまとめでは、死者は209人。このうち37人については、自治体が今回の災害との関連を確認している。このほか、心肺停止が1人。一方、朝日新聞がまとめた14日午前11時時点の行方不明や連絡を取れない人は、少なくとも37人。

 また、広島県は14日、午前10時時点で安否不明者として2人の名前を公表し、その後うち1人の生存が確認された。別の1人は県警や消防に寄せられた情報から、豪雨災害に巻き込まれた可能性があるとしている。

 安倍晋三首相は14日午前、首相官邸で開いた豪雨非常災害対策本部会議で、今回の災害を同日中に「特定非常災害」に指定すると表明。持ち回り閣議で決定した。運転免許証の更新で期限延長を認めるなど、被災者の権利や利益の保全を図る。2016年の熊本地震以来となる5件目の指定で、豪雨災害では初めて。

 総務省消防庁によると、13日午後8時時点の避難者は岡山県2760人、広島県2398人など全国で計5946人となっている。

 被災地は広い範囲で太平洋高気圧に覆われ、14日は朝から気温が上昇している。気象庁によると、午前11時時点の気温は愛媛県大洲(おおず)市33・9度、岡山市33・6度、広島市32・8度、岡山県倉敷市32・6度。

 3連休中は気温の高い日が続き、予想最高気温は3日間とも岡山市36度、広島市35度、松山市34度となっている。気象庁は水分補給など熱中症への対策を呼びかけている。

 西日本高速道路は土砂崩れで通行止めになっていた山陽道の広島IC―河内IC間が14日午前6時に開通したと発表した。山陽道は7月5日以来、9日ぶりの全線開通となった。