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 西日本豪雨で、三原市沼田東町の米山(べいさん)寺にある戦国武将・小早川隆景ら小早川家の墓所も土砂崩れの被害を受けた。国重要文化財の宝篋(ほうきょう)印塔(高さ2・5メートル)を含め、20基のうち15基が埋没。復旧の見通しは立っていない。

 米山寺は平安時代の創建とされ、三原を治めた小早川家の菩提(ぼだい)寺。初代の土肥実平から、毛利元就の三男で三原城を築いた17代の小早川隆景までの墓がある。

 墓所の裏山が30メートル以上にわたって崩れ、倒れた樹木とともに大量の土砂が流れ込んだ。県史跡の隆景の墓(高さ1・75メートル)は被害を免れた。垣井賢祥住職(59)は「何百年と裏山は崩れることがなかったのに……。自然災害の恐ろしさを痛感した」と話した。(北村哲朗)