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 世界的建築家の坂茂(ばんしげる)さんらが14日、豪雨被害の避難所となっている岡山県倉敷市真備町の市立薗小学校を訪れ、避難者のプライバシー確保のため、再生紙の紙管と布で作った間仕切りを体育館に設置した。

 2004年の中越地震以降、坂さんは東日本大震災や熊本地震などの被災地を訪れ、支援してきた。代表を務めるNPO法人「ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク」のメンバーや学生ボランティアらと作業し、3時間足らずで、体育館にびっしりと白い「我が家」を築き上げた。

 この間仕切りは軽く、組み立てが簡単で、短時間で設置できる。使用後はリサイクルできる。坂さんは「建築のプロとして、住環境を良くするのは僕らの仕事だ。それを淡々とやっているだけ」と語った。避難者の女性(77)は「仕切りで見えなくなったおかげで、夜に寝やすい」と喜んでいた。(菅野みゆき)