酷暑のラウンド乗り切る知恵 ゴルファーの熱中症対策

浅野有美
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 猛暑に女子ゴルファーたちも苦しんだ。茨城県阿見町で14日にあった女子ゴルフのサマンサタバサレディース。選手たちは傘を差したり、氷囊(ひょうのう)を顔や腕に当てたりして、ラウンドを回った。気温は32・3度だったが、日差しは厳しい。約5千人のギャラリーに向けて、運営側も熱中症に対する注意を呼びかけた。

 暑さの中、選手はどんな対策をしていたのか。

 青木瀬令奈選手(25)は、暑さ対策として、ラウンド中は梅干しを、夜はスイカを食べるという。「夏バテにいい野菜がスイカ。暑い夜、肉やご飯を受け付けないとき、スイカだけでも食べるようにしている。昨日も一昨日もスーパーでカットフルーツのスイカを買った」

 有村智恵選手(30)は、夏を乗り切るため、1月に約3週間タイで合宿した。気温35度、湿気も多い環境で練習し、「暑さへの免疫」をつけた。さらに糖分を取る必要性に気づいたという。「タイではみんなが結構甘い物を飲んでいた。それが暑さを乗り切るための知恵なのかなと思った。普段は飲まないが、これだけの暑さなので、明日もある程度は取っていきたい」と話した。

 笠(りゅう)りつ子選手(30)は「暑いのはきついです。水分をしっかり取って、氷囊を持っていってます」と話す。川岸史果選手(23)は、水筒にスポーツドリンクを入れ、水分を取るようにした。「日なたになったらすぐに日傘を差して、キャディーの母は氷囊を首に巻いています」

 一方、暑さを歓迎する選手もいる。前日27位から8位に順位を上げた永井花奈選手(21)は「暑い方がいいです」とあっけらかん。「冷え性で、(北海道であった)先週の試合はカイロを三つくらい貼ってました。今週は同じようにならなくてよかった。風が吹けば意外に涼しい。昨日は氷囊を持っていましたが、今日は置いてきました」と言い、日傘を差しながラウンドを回っていた。浅野有美