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 サッカー・Jリーグ1部(J1)のサガン鳥栖に加入した元スペイン代表のFWフェルナンドトレス(34)が15日、都内で会見した。2010年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会優勝メンバーで、欧州の数々の名門クラブでプレーしてきたストライカーは「全力を尽くしてチームのために貢献するつもり」と新天地での活躍を誓った。

 この日、来日したフェルナンドトレスは時折笑顔を見せて会見に臨んだ。試合以外で日本を訪れたことはなく、「新しい挑戦」と語った。

 フェルナンドトレスは4月にスペイン1部のアトレチコ・マドリードを退団することを発表。その後、鳥栖を含め、中国や米国などの複数のクラブが獲得に乗り出したことが取り沙汰されていた。数あるオファーのなかから、鳥栖を選んだ理由について「様々な提案があったなかで一番最初に関心を示してくれたのが鳥栖」と明かした。

 今シーズンの目標は「ゴールは決めたいが、試合に勝つことが重要」と具体的なゴール数などについては語らなかった。

 スペイン代表として、ともにW杯を制したMFイニエスタは今夏、J1神戸に加入する。日本行きについてはイニエスタとも相談したといい、フェルナンドトレスは「良い友人。15歳のときから一緒にプレーしてきた。試合ができることを楽しみにしている」。

 W杯ロシア大会による中断でJ1は18日に再開する。フェルナンドトレスは「いろんなかたちでトレーニングしている。来週の試合には何分間でもいいから試合でプレーしたい」と話し、22日の鳥栖の本拠ベストアメニティスタジアムでの仙台戦への出場意欲を語った。

 W杯は06年ドイツ大会から14年ブラジル大会まで3大会連続で出場。イングランド1部のリバプール、チェルシー、イタリア1部のACミランと、強豪クラブで活躍してきた。鳥栖は15日現在、J1で18チーム中17位と、J2自動降格圏に沈む。フェルナンドトレスには、その浮上のきっかけとなる働きが求められる。

 会見の最後には、フェルナンドトレスと壇上に並んで、鳥栖の竹原稔社長が「ありがトーレス」と書かれた掛け軸を披露した。(堤之剛)