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 熊本市動植物園は16日、キンシコウのヘンヘン(メス、27歳)が亡くなったと発表した。園では先月、ペアのパオパオ(オス)や子のシンシン(同)が相次ぎ死んだばかりで、園にいるキンシコウは2頭だけになった。

 1996年に中国の西安動物園から借り受けたヘンヘンは、パオパオとの間に6頭の子をもうけた。園によると、10日ほど前から食欲がなくなってじっとしていることが増え、下痢もしていた。通常の餌に加えて好物のスイカやブドウを与え、投薬治療もしたが、16日朝、寝室の床に横たわって死んでいるのを確認した。死因は調査中。

 人間では80歳過ぎに相当する。夏場に体調を崩すことがあったという。8年ほど世話をしてきた飼育担当職員の井手真司さん(55)は「今年の暑さの影響も否定できない。立て続けに3頭が亡くなり非常に残念です」と話す。園には子のフェイフェイ(オス、19歳)とヨウヨウ(メス、14歳)の2頭が残る。日本動物園水族館協会(東京)によると、加盟151施設のうちキンシコウを飼育するのは同園のみ。園は21日の開園日に南門前に献花台を設ける予定。(田中久稔)