[PR]

 京都大会で16日、プロ野球の阪神で活躍した桧山(ひやま)進次郎さん(49)が始球式をした。桧山さんは平安(現・龍谷大平安)OBで、この日は京都府高野連が用意した「Kyoto 100」と書かれた阪神の縦じまに似たユニホーム姿で登場。昨夏優勝の京都成章と、今春の選抜大会に出場した乙訓の強豪対決を控え、約3900人のスタンドが大いに沸いた。阪神のユニホーム姿で駆けつけたファンもいた。

 投球予定だった開幕日が西日本豪雨で延びた影響で、この日になった。始球式は初めてで、風呂あがりに腕を振ったり、肩の筋力トレーニングをしたりして調整してきたという桧山さん。「とにかくきれいなストライクを投げたい」と話していたが、球はやや高めに。「多くの球児の思いがのしかかってきて緊張した」という。

 始球式の直後、粋な演出があった。「この一打にかけろ 気合で振り抜けよ」。三塁側の乙訓の応援団から突然、太鼓をたたきながら現役時代の応援歌の合唱が始まった。桧山さんは手をあげて応え、「むちゃくちゃ予想外でびっくりした。うれしかった」。

 応援歌を仕切ったのは同校野球部の3年生で、応援団の平石晴亮(せいすけ)団長。「応援歌を歌って盛り上げよう」と仲間に呼びかけた。練習する時間はなく、ぶっつけ本番。それでも応援歌を知っている部員が多く、一発で決めた。

 平石は「桧山さんが手を振ってくれ、めっちゃうれしかった。元プロのピッチングはやっぱりすごい」。始球式でボールを受けた乙訓の薪谷宗樹(まきたにむねき)捕手は「ボールがとても重く感じられた。いい思い出ができた」と話した。=わかさスタジアム京都(興津洋樹)

こんなニュースも