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 南アフリカの故ネルソン・マンデラ元大統領の生誕100年を記念する式典が17日、ヨハネスブルクであり、米国のオバマ前大統領が記念講演した。講演要旨は以下の通り。

 100年前、マディバ(マンデラ氏の愛称)はムベゾという村で生まれた。その時は、この若い黒人の少年が、歴史を変えることができると信じる理由はなかった。アパルトヘイトとして知られるようになる人種分離と服従の法律は、すでに成文化されていた。当時は、私の父の故郷を含む多くのアフリカ諸国が植民地支配下にあった。

 マンデラ氏が人生を捧げたのは、自由と正義と平等な機会を求める長い歩みだった。当初、彼の闘いは、故郷にあるアパルトヘイトを廃止させるためであり、公民権を失った有色人種にとっての持続的な政治的、社会的、経済的平等のための闘いだった。しかし、彼の犠牲と揺るぎないリーダーシップなどを通して、彼の運動はより大きな意味を持つようになった。

 20世紀最後の数十年で、マンデラ氏がさまざまな形で示した民主的なビジョンは、国際政治の議論の中に採り入れられた。内戦による悲劇や、民族、宗派間の抗争などはあるが、日本の平和と繁栄、欧州の統合、世界の貿易制度に中国が参加したことなどは、大国間の戦争の可能性を著しく低下させた。

 20世紀末には、自由民主主義が勝利したと叫ばれた。ただ、反動は多くの形で現れた。中でも最も暴力的だったのが、米国での同時多発テロ事件であり、多国間のテロリストネットワークの出現だった。米国のイラク侵攻は助けにならず、宗派間の紛争を加速させた。米国や欧州連合(EU)では、グローバリゼーションに対する反抗は当初は左派から来ていたが、ポピュリストの運動を見るようになってからは、右派からより強烈に挑戦を受けるようになった。

 2008年の金融危機は壊滅的…

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