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 静岡市の清水港と伊豆市の土肥港を結ぶ駿河湾フェリーの運航会社が、来年3月で運航から撤退することを受け、事業継続を検討している静岡県と関係市町などは17日、船客増加の方法を検討する会議を航行するフェリー上で開催した。

 フェリーの利用促進を呼びかけるアピールの一環で、土屋優行副知事と菊地豊・伊豆市長、豊岡武士・三島市長ら6市町の首長や幹部に加え、観光協会や宿泊業者の代表が参加した。一行は午後1時35分清水発のフェリーに乗船し、土肥までの約1時間の間に船室内で意見を交わした。

 会議では、県や市町が職員の出張や家族旅行の際のフェリー活用を呼びかけていることなど、各団体の取り組みが報告された。そのうえで「風景が見えない時や、往復で長く乗る時も飽きない工夫を」「観光情報などの映像を船内で流してはどうか」との意見や、航路が県道223号線であることを踏まえて「2月23日は皇太子さまの誕生日。次の天皇誕生日になることも重要だ」との意見も出た。

 土屋副知事は会議後に船内で取材に応じ、「乗らないとわからない課題がたくさんある。関係者の気持ちは一つだとわかったので、足りないことは協力して埋めたい」と語った。(矢吹孝文)