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 政府が今国会での成立を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案。安倍晋三首相は「世界中から観光客を集める」と経済効果を見込む。カジノは日本を潤すのか。弊害はないのか。先行するアジア2カ国の実情を見た。

 「来来来(ライライライ)!」

 1万シンガポールドル(1シンガポールドル=83円)分の札束を手元に置いた中国人男性が卓上をどんとたたき、カードをめくるディーラーに向かって叫んだ。茶髪にプラスチックのピアス。高級ブランドの金のブレスレットをした手は小刻みに震えている。

 7月の土曜日、昼下がりのマリーナ・ベイ・サンズ。赤いカーペットに無数のバカラ卓が並ぶカジノでは、紙幣が次々と小さなコインに替えられていく。

 「3千シンガポールドルまでは使うつもりだ」と息子を連れて旅行中の中国人男性は言う。インドネシアから勤務先の病院の同僚25人と訪れた華人女性(46)は「毎年マレーシアかシンガポールでカジノをするのが一番の楽しみ」と笑う。

 自国民は1日100シンガポールドルを払わなければカジノに入れない。その入場料収入は2012年度から16年度にかけて2割以上減った。この日も自国民用入り口は閑散としていた。

 利用者の大半を占めているのは…

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