稲田博一
千葉県市川市立北方小学校5年の池田優汰君(11)が、同県大多喜町の養老川から分かれる「品の川用水」で拾った亀との思い出を手づくりの絵本にした。学校で人気になり、町や隣の同県いすみ市でも紹介されて話題に。小学生の読み聞かせに使おうという動きもでてきた。
池田君が書いたお話は、ニホンイシガメの子が主人公。川の掃除に来たグループの中の子どもに捕まってしまい、逃げようとしたが逃げられず、知らない場所に連れてこられた。人間に大事にしてもらったが、どうしても帰りたい。夢にまで見ていたところ、実際にかえしてもらった――。優しさがあふれる文章だ。
池田君は、2016年10月にNPO法人「大多喜みらい塾」が開いた「品の川用水探訪」に両親や妹と家族4人で参加。用水を歩く途中で体長約15センチの亀を拾い、家に持ち帰った。しかし、飼育箱から何度も逃げ出そうとしている姿を見て「かわいそうになった」。家族で話し合って用水にかえすことに決め、その3日後に父親で会社員の啓さん(45)が拾った場所を訪れてかえしたという。
この話を池田君は4年の国語の…
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