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 遺骨や骨つぼをマンションのゴミ集積所に不法投棄したとして、警視庁は石材店経営の小林和彦容疑者(59)=東京都足立区西保木間2丁目=を遺骨遺棄と廃棄物処理法違反の疑いで17日、逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。遺骨の遺棄は否認し、骨つぼについては認めているという。

 捜査関係者によると、逮捕容疑は1~6月、足立区内のマンションのゴミ集積所に9回にわたり、遺骨や骨つぼなどを捨てたというもの。鑑定で遺骨は複数人分のものと確認された。このマンションは小林容疑者とは無関係で、小林容疑者は「自宅マンションで捨てて騒ぎになったら住めなくなると思った」と述べているという。昨年末ごろから不法投棄が相次ぎ、現場マンションの管理会社が警視庁に相談していた。

 小林容疑者は墓の遺骨を移す「改葬」の仕事を請け負っており、警視庁は、この過程で不要になった古い骨つぼなどを捨てていた疑いがあるとみて経緯を詳しく調べている。

 厚生労働省によると、改葬は近年増加傾向にあり、2012年度の7万9749件から16年度には9万7317件に増えている。過疎や少子高齢化の影響で、地方から都市部へ墓を移すケースなどが背景に考えられるという。