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 全国の警察が今年上半期(1~6月)に認知した刑法犯は39万8615件(暫定値)で、前年の同時期に比べて5万2054件(11・6%)減り、戦後最少だった昨年上半期を下回った。警察庁が19日発表した。同庁幹部は「官民一体の犯罪対策の効果ではないか」と話している。

 刑法犯の7割以上を占める窃盗は28万2927件で、前年同期より3万7289件減った。過去5年間で増加傾向だった詐欺は1万9104件で約1割減。一方、強盗や殺人などの凶悪犯は180件多い2486件だった。殺人464件(31件増)、強盗952件(57件増)、強制性交等601件(127件増)で、放火は減った。逮捕など検挙した件数を認知件数で割った全体の検挙率は38・3%と前年より2・5ポイント伸びた。

 刑法犯認知件数が減る中、子どもを狙う犯罪は増えている。前年から39件増えて161件となった略取誘拐では、小学生36件(前年同期比15件増)、中学生38件(同18件増)、高校生28件(同11件増)、未就学児22件(同9件増)。逮捕など容疑者を摘発した135件のうち、72件は被害者と面識があった。(小林太一)