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芥川賞・高橋弘希さんの会見一問一答

 ――今の気持ちを。

 気持ちですか? 気持ちは、とりあえず会見やらないとダメと言われたので、引っ張り出されたので、とりあえず頑張っていこうかなと。

 ――作中に、シンバルに似たチャッパという、あまりなじみのない楽器が出てきます。思い入れは?

 近所のお祭りで使っているのを見たことがあるので、使った。割と変な音がするんでいいかなと。

 ――4回目の候補入り。どんな心境だった?

 期待は特にしてないですが、普通に待ってました。担当の編集の人といました。

 ――自身が受賞する期待は?

 どうなるかわかんないですからね。どうかねえと。

 ――自信は?

 読んだ人がどう思うかはわかんないんで。作品は、まあいいんじゃないかと思うんですがね。

 ――受賞の決定の講評の中に、高橋さんの小説が非常に読みにくいという言葉がありました。

 読みにくくはないと思う。だいぶん読みやすいと思う。

 ――「指の骨」から言われていたが、描写がすごく魅力的だと。今回も少年たちの動きのなか、稲、セミなど意識していたのか?

 別に意識はしていないですけど、舞台が田舎なんで。場所がどういう感じかは書かないとわかんないんで、自然とそうなった。

 ――客観的な自然描写のなかに登場人物の心境を込める?

 まあ何ですかね。描写は作品内では意味はあると思うんで、象徴しているかどうかはわかんないですが、なるべく意味のある描写を心がけてはいる。

 ――先ほど「待ってる時は編集者と」と言っていたが、受賞が決まってからの心境は? ガッツポーズしたり?

 どうだったかな。とりあえず「8時までには帝国ホテルに来い」と言われたので、うれしいっちゃうれしいけど、ガッツポーズはなかったかな。

 ――平熱のまま?

 うれしいですよ。でも小説ってガッツポーズは出ないですよね。短距離走とかならあるでしょうが。

 ――昨年、野間新人賞。芥川賞も含めて、文学賞はどういう目安か。

 評価されるということなんで、なにかしら受賞できればうれしいといえばうれしい。でも、賞が欲しくて書いている人はいないと思うんで。結果的にはよかった。

 ――描写の点で、傍観者的な描…

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