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(悩みのるつぼ)相談者 40代女性

 子供がいない40代の既婚女性です。

 いい年をして恥ずかしいのですが、70代の両親とお別れが近づいていることを、近ごろ強く意識するようになり、気がつくとそのことが頭から離れません(祖父母が80歳ぐらいで亡くなっており、両親が死に支度を始めました)。

 愛別離苦からは誰しも逃れ得ないと頭では分かっていても、あと何年とか、今日会うのが最後かもしれないとか考えて、仕事中にも涙が出てくることがあります。きょうだいもいますが、皆私より年上で子なし。夫も年上です。順番通りなら私が独り残され、意味がないと分かっていても、老後の孤独を想像して恐れています。

 今から友人を作ったり地域活動をしたりせねばと思いつつ、生来の人見知りで先延ばしにしています。今が一番幸せだと思うと感謝でいっぱいの半面、なおつらく感じてしまいます。

 皆さまはどうやってこの恐怖と闘っているのでしょうか。そして実際にお別れが来た後、心が壊れることなく、どうやって生き延びてきたのでしょうか。

 若くして親御さんを亡くす方もいるのに、子に恵まれず大人になりきれない私のぜいたくな悩みだと思いますが、今の私は親が先に死んでしまうことを想像して泣いていた5歳の子供に戻ってしまっています。どうかアドバイスをお願いします。

回答者 政治学者・姜尚中さん

 あなたの相談は、死と孤独という人間の存在の根幹に関わる問題であり、「いい年をして恥ずかしい」などと考える必要はまったくありません。確かに、親であれ、夫であれ、愛する者に先立たれることは、最もつらいことであり、あなたはそれが避けられない人間の運命であることを頭では分かっているはずです。分かっていても、その運命をなかなか受け入れられず悩んでいるだけでなく、愛する者の死がもたらす恐怖に慄(おのの)いているようですね。

 でも少し立ち止まって考えてく…

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