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 アイドルグループSKE48が今月、結成10周年を迎えた。記念の月にリリースした23枚目のシングル「いきなりパンチライン」は、情熱的な歌詞と、SKEらしい髪を振り乱した激しいダンスが特徴だ。

 「SKEの夏の曲は、控えめな男の子の気持ちを歌った曲が多い中で、『いきなり キスなんて どうだい?』とか、ここまで積極的なのは珍しい」と高柳明音(あかね)は話す。「10年前では表現しきれなかった曲。私たちの成長ぶりを感じてもらえるはず」と自信をのぞかせる。

 「曲中の表情が難しくて、先輩を見ながら研究した」と北川綾巴(りょうは)。ダンスの先生からは、髪の毛を振り乱す動きがこの曲の命、と教えられた。鎌田菜月は「頭をブンブン振るので、稽古中、首はシップだらけだった」と笑う。

 SKEは、国内に六つあるAKBグループの地方展開の第一弾として、2008年7月に誕生した。名古屋市中区の繁華街・栄の専用劇場を拠点に活動する。現在のメンバーは63人。6月にナゴヤドームで行われたAKBグループの総選挙では、SKE勢が上位を独占し、松井珠理奈が1位、須田亜香里が2位に輝いた。

 09年に加入した2期生の高柳は18位にランクイン。10周年の目標としてナゴヤドームでの単独ライブを掲げ、「もう一度、このステージに帰ってきたい」とスピーチした。SKEは14年にナゴヤドームで単独ライブをしているが、「大き過ぎる目標に思いがけなく早くたどり着いてしまい、力不足を痛感した」と振り返る。スタッフが敷いたレールの上を走ることしか出来ず、悔いが残ったという。

 最近では、ライブの際にメンバーがスタッフと活発に意見を交わす光景も珍しくない。高柳は「自分たちがSKEをつくる」という機運の高まりを感じている。「経験を積み、パフォーマンスの力は増している。前回のナゴヤドームを経験していないメンバーも多い。今こそ、リベンジしたい」(桝井政則)