小学生向けHPに事故前の原発データ NUMOが削除

関根慎一
[PR]

 原子力発電環境整備機構(NUMO)のホームページに掲載されていた小学生向けの原発関連特集で、電源構成に占める原発の割合が過大に示され、今年5月に削除されるまでそのままになっていたことがわかった。NUMOによると、2011年の東京電力福島第一原発事故前に掲載したデータが表示されていたという。

 削除されたのは、特集「NUMOキッズTV」。電源構成における原発の比率について「日本の電気のおよそ3分の1は原子力発電所で作られているんだよ」と記載。原発事故前の07年のデータを使い、円グラフで「原子力26%」と示していた。

 実際には事故後に再稼働が滞り、16年の原発比率は2%だった。今年5月11日の衆院文部科学委員会での質疑に際し、吉川元(はじめ)・社民党幹事長の指摘を受けて発覚。経済産業省資源エネルギー庁がNUMOにホームページからの削除を指示した。エネ庁は同委で「古い情報が載っていた」と陳謝した。

 「NUMOキッズTV」のアドレスは、エネ庁が「エネルギー教育推進事業」の一環で作成している小学生向け副教材にも掲載されていた。15~17年度に中学校向け副教材と合わせて約10万部が配られたという。(関根慎一)