タイ北部チェンライ郊外の洞窟から17日ぶりに救出されたサッカーチームの少年ら13人のうち4人について、チェンライ県当局は18日、タイ国籍を持っていなかったことから国籍付与の手続きを進めていることを会見で明らかにした。
タイ政府によると、ミャンマーとの国境に近いこの地域には国籍を持たない人も多い。複数の国と接するタイでは移民も多く、50万人近くが無国籍という。
タイ社会開発・人間安全保障省によると、少年3人と男性コーチ(25)が国籍を持っていないという。タイでは、両親が国籍を持つ場合や、タイ国内で出生した場合に国籍が与えられる。少年らは国籍付与の審査中だが、出生証明書がなかったり、証明書と実際の親の名前が違っていたりするという。
少年らの住むチェンライ県北…