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支援通信

 西日本豪雨の被災地で過ごす発達障害のある子どもや、その家族をどう支えればいいのか。見た目では障害がわかりづらいこともあり、周囲の理解が必要だ。

 「発達障害のある人は見通しが立たないことや、いつもと違うことが苦手。災害時は不安がより強まりやすい」

 こう話すのは、岡山市発達障害者支援センターひか☆りんくのスタッフ。避難所では仕切られた居場所を確保するなど、日常生活に近づける工夫が大切だという。

 コミュニケーションが苦手で、困っているのに伝えられないこともある。感覚が過敏で、暑さを人より感じている可能性もある。「『周りの子も我慢しているから我慢しなさい』ではなく、親や周りの大人は『何がしんどいか』を丁寧に聞いてあげて」(ひか☆りんくスタッフ)

 発達障害情報・支援センターはHP(http://www.rehab.go.jp/ddis/別ウインドウで開きます)で、リーフレット「災害時の発達障害児・者支援について」を公表している。「スケジュールや場所の変更などを具体的に伝える」「一斉放送だけでなく、個別に声かけ」など、避難所などでの対応のコツが紹介されている。

 リーフレットでは、「配給や買い物に行けずに困っている」「水や食料の配給時に、騒いでしまう子どもがいた場合」など、具体的なケースを例示して、まわりの人の家族へのサポートを呼びかけている。

 ひか☆りんくによると、環境が変化して不安定になっている子どもがその場の状況を考えず不満を口にしてしまうなどし、「親のしつけが悪い」と誤解されてしまうこともある。子どもの安心のために心を砕いている家族のことも周囲は理解し、安心できるような声かけをしてほしいという。スタッフは「同じ状況でも困っていることは一人ひとり違う。その人に合った支援をするためにも、気軽に相談してほしい」と話す。

 発達障害情報・支援センターのリーフレットには各地の相談窓口も載っている。

 ◆広島県発達障害者支援センター=082・490・3455

 ◆広島市発達障害者支援センター=082・568・7328

 ◆おかやま発達障害者支援センター=086・275・9277

 ◆おかやま発達障害者支援センター県北支所=0868・22・1717

 ◆岡山市発達障害者支援センターひか☆りんく=086・236・0051

 ◆愛媛県発達障がい者支援センター「あい ゆう」=089・955・5532(田中陽子)