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 全国各地で猛暑が続く中、東京・有明で20日まで産業見本市「猛暑対策展」が開かれた。工場や屋外での暑さを和らげようと、ユニークな手法で「涼」をつくる製品が並んだ。

 街角で見かけるようになったミスト(人工の霧)噴出装置。涼しさを感じる半面、うっすらと服やバッグがぬれることもある。そこで、「ぬれないミスト」装置を紹介したのが、染み抜き機などを作る東横サポート(東京都町田市)だ。

 圧縮した空気で少量の水を押し出す。水の粒子は直径15マイクロメートルほどで、すぐに気化するという。「水分に厳しい印刷工場でも導入実績がある」(担当者)といい、屋外イベントなどでの活用を見込む。

 霧ではなく「雨」の再現をめざしたのがテクノコア(埼玉県川口市)の「レインカーテン」だ。長さ9センチの樹脂製ノズルは、水道につなぐと毎秒50往復で揺れ動いて半径4メートルに水をまく。強い水圧でホースが動いているのをみてヒントを得たという。

 屋外に設置するだけでなく、人工芝に埋め込んで芝を冷やすなど使い方はさまざま。「暑さ対策だけでなく粉じん防止にもなるため、西日本豪雨で被害のあった地域にも送る準備をしている」と替場信一社長は意気込む。

 暑さがつらいのは犬もいっしょ。技術コンサルティングのエーメック(甲府市)は、犬用の冷却ウェアを展示した。長い時間持つ保冷剤を専用ベストに入れた。「保冷剤が犬にとって冷たすぎることがないよう、適温をめざした」(担当者)と話す。(高橋諒子)