ヒグマ泳いで利尻島へ 繁殖期終わるのに…恋人いない夏

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奈良山雅俊
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 北海道・利尻島に、生息していないとされてきたヒグマが上陸した。106年ぶりの大珍事だ。専門家は恋人探しに本島から泳いで渡ったとみるが、島には恋人も仲間もいない。それでも居続けるヒグマは何を思うのか――。

 ヒグマの足跡が最初に確認されたのは5月末。それ以来、島の利尻富士町、利尻町にはフンや足跡の情報が相次ぎ、両町や林野庁が林道などに設置した固定カメラでも姿が撮影されている。現在は、計12台のカメラで行動を把握。撮影と同時に10秒の動画を複数の担当者にメールで配信できるカメラもある。民家の横の畑や温泉施設のすぐそばでも足跡が見つかった。

 現地を視察した道立総合研究機構・環境科学研究センターの間野勉・自然環境部長は「オスの成獣で、新たな繁殖相手を求めて海を渡ったのだろう」と推察する。稚内市から最短で約20キロ。利尻富士(1721メートル)がそびえる島を目指し、懸命に泳いだヒグマに「ロマンさえ感じる」という島民もいる。

 島には1912(明治45)…

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