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 徳之島北部の町道で、車にひかれたとみられる国の特別天然記念物、アマミノクロウサギの死骸が見つかった。同島での交通事故死の確認例は今年10件目で、過去最多を更新した。自然保護関係者は生息域の近くで安全運転を心がけるよう呼びかけている。

 環境省徳之島自然保護官事務所によると、このクロウサギは体長約30センチのオスで、道路中央で倒れているのを19日午前5時すぎに住民が見つけた。頭や鼻、口に出血があり、事故死とみられるという。

 同省によると、記録がある2000年以降、同島で交通事故死と確認されたクロウサギの数は16年と17年の8件が最多だった。今回の現場では過去にも事故が確認され、注意を呼びかける看板を設置していた。

 同事務所は「徳之島では畑の近くなどの生活道でもクロウサギがよく出る。運転中に注意してもらえるよう啓発を続けたい」と話している。(外尾誠)