[PR]

 風俗店の捜査情報を警察OBらに教えた見返りに飲食接待を受けたなどとして、大阪府警は20日、いずれも巡査長で曽根崎署生活安全課員の篠原渉容疑者(35)=大阪市北区中津6丁目=と、府警本部生活安全特捜隊員の小野勇気容疑者(34)=同府東大阪市東石切町4丁目=を加重収賄と地方公務員法違反の疑いで逮捕し、発表した。

 また府警OBの阿田(あだ)裕俊容疑者(33)=同府和泉市弥生町4丁目=と、行政書士の雨堤孝一容疑者(40)=神戸市須磨区妙法寺=も贈賄と同法違反の疑いで逮捕した。4人とも容疑を認めているという。

 監察室によると篠原、小野両容疑者は昨年9月~今年1月、阿田容疑者らから捜査情報を教えるよう頼まれ、それぞれ3回、捜査対象の風俗店名や家宅捜索の着手日などを漏らし、キャバクラやスナックで4回、篠原容疑者は約23万円、小野容疑者が約18万円相当の接待を受けるなどした疑いがある。

 雨堤容疑者は大阪市北区で行政書士事務所を経営。風俗店などの許認可申請の代行業務をしており、府警を依願退職した阿田容疑者を職員として雇い、顧客の風俗店などに関する捜査情報を入手するよう指示していたと府警はみている。阿田容疑者は曽根崎署での勤務歴があり、当時篠原、小野両容疑者と同僚だった。

 今年1月に生安特捜隊と曽根崎署が手がけた風俗営業法違反事件の容疑者が「元警察官から情報を入手していた」と話し、篠原容疑者らの関与が浮上したという。府警の山田吉之監察室長は「信頼を損ない深くおわびするとともに、厳正に対処したい」とコメントしたうえで、「(捜査情報が漏れた)事件の立件に影響は出ていない」とした。