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 カザフスタンからの報道によると、ソチ五輪フィギュアスケート男子の銅メダリスト、デニス・テン選手(25)の刺殺事件で、同国の内務省は20日、23歳と24歳の容疑者2人が拘束されたことを明らかにした。ともに容疑を認めているという。裁判所が捜査のため、2カ月の拘束を認めた。

 調べでは、2人は19日、同国の最大都市アルマトイ中心部でテン選手の車のミラーを盗もうとして口論になり、右太もも上部など複数箇所をナイフで刺して出血性ショックで死亡させた。

 カザフスタン大統領府によると、ナザルバエフ大統領は20日、捜査を直接指揮するよう検事総長に指示した。地元メディアによると、2人が盗もうとした車のミラーの価格は約12万5千テンゲ(約4万円)。転売市場で半額ほどで売ることができるという。

 アルマトイ市は21日にテン選手の市民葬を予定している。事件現場を含む複数の場所にテン選手の写真やろうそくが置かれ、市民が献花に訪れている。首都のアスタナなどほかの都市でも献花が行われている。

 東京都港区の在日カザフスタン大使館は20日、テン選手を悼む献花台を設けた。21日以降も一般の弔問を受け付けるという。(モスクワ=喜田尚)